ホームページで集客するメリット
まずは、「ホームページで集客するメリット」について簡単に説明します。
具体的には、以下の5点です。
- コストパフォーマンスが高い
- リアルタイム性が高い
- 成果につながりやすい
- 効果検証しやすい
- 長期的に運用できる
コストパフォーマンスが高い
ホームページ集客の最大のメリットは、「コストパフォーマンスが高い」ことです。
例えばテレビCMや新聞広告などは大きな集客力を発揮してくれますが、その分高額な費用が発生します。十分な予算を持ち合わせていない中小企業の場合、なかなか手を伸ばすのは難しいでしょう。
ゆえに折り込みチラシやダイレクトメールを使う中小企業は多いですが、当然、それでも情報発信するたびに費用はかかります。さらに、広告を届ける範囲を広げれば広げるほど、追加料金も高額になっていくでしょう。
一方、ホームページ集客の場合は、予算の少ない中小企業でも、大きな集客効果を期待することができます。もちろん有料の施策もありますが、無料の施策や無料のサービスもたくさん存在します。
そのため、たとえ追加費用をかけずとも、いくらでも集客力を伸ばしていくことが可能です。マスメディアを活用した従来のマーケティング手法よりも、費用対効果は高くなりやすいと言えるでしょう。
リアルタイム性が高い
「リアルタイム性が高い」というメリットもあります。
一般的に、折り込みチラシを配布したいのであれば、1週間以上前に申し込み、3日前にはデータを納品しなければなりません。さらに駅前にポスターを貼ったり、テレビCMを流したりする場合には、数ヵ月前からの準備が必要でしょう。そのため、「発信したい内容をすぐに発信する」ことはできません。
しかし、ホームページの場合は、伝えたい情報をすぐに発信することが可能です。例えば、ページを追加もしくは更新するだけで、「明日から3日間タイムセールを実施します!」「先着30名様限定で20%OFF!」といった情報をリアルタイムで届けられるわけです。
- 広告内容にミスがあった
- イベントの開催時間を変更したい
- プロジェクトが急遽中止になった
このような場合も、折り込みチラシやテレビCMでは、後から変更を加えるのは難しいでしょう。一方でホームページの場合は、即座に内容を修正することが可能です。
弊社では、
ホームページ更新管理システム「だれでも、カンタン。uniCMS」をホームページ構築時に導入させていただいており、お客様が即時、更新を行うことが可能です。
成果につながりやすい
従来の広告媒体、例えば折り込みチラシや新聞広告などでは、想定しているターゲットの範囲を超えて、多くの人に情報を届けてしまいます。地域で絞ることは可能でしょうが、自社商品・サービスとは相性の悪い人達、潜在顧客にはなり得ない人達にも、無駄なアプローチをしてしまうわけです。
一方、ホームページ集客の場合は、基本的に、自社に興味のある潜在顧客にだけアプローチすることが可能でしょう。検索エンジン経由であろうと、広告経由であろうと、自社商品・自社サービスへのニーズがあるからこそ、わざわざホームページに飛んでくれているわけです。ゆえに、「見込み度合いの高い顧客」を獲得できるので、コンバージョンにもつながりやすいと言えます。
例えば、以下のようなイメージです。
- 商品やサービスを購入する
- 資料請求を行う
- 新規会員登録を行う
- セミナーに申し込む
- お問い合わせを行う
ホームページによって、最終的な目標や目的は異なるでしょう。ゆえに、コンバージョンの定義についても、ホームページによって様々です。
ECサイトであれば、もちろん「ユーザーが商品を購入すること」がコンバージョンだと言えます。採用ホームページの場合は、「ユーザーが求人応募すること」がコンバージョンに該当するでしょう。
※コンバージョン:
Webマーケティングの分野では、「ホームページ上で獲得できる最終的な成果」を表します。より分かりやすく言えば、「ホームページを訪れたユーザーが、最終的な成果へとつながるアクションを行うこと」を意味します。
効果検証しやすい
ホームページ集客のメリットとして、「効果検証しやすい」ことも挙げられるでしょう。
折り込みチラシや新聞広告の場合は、正直言って、成果を測定しづらいです。どれくらい効果があったのか、どのような課題があるのか、どのように改善していくべきなのか、判断できないケースも少なくありません。
一方でホームページの場合、専用のアクセス解析ツールを使用することで、以下のようなデータを簡単に取得することができます。
- どのような人がホームページに訪れたのか
- いつ訪れたのか
- どのような経路で訪れたのか
- 何人訪れたのか
- どのような興味を持っていたのか
- どのコンテンツに注目していたのか
アクセスを集めやすいページとそうでないページ、CVにつながりやすいページとそうでないページなどを分析し、改善を重ねていけば、集客力や販売力をさらに強化できるでしょう。
長期的に運用できる
テレビCMやダイレクトメールなどは、発信直後は大きな集客力を発揮してくれますが、短期的な効果で終わってしまうケースが多いです。
対して、ホームページの場合は、ページを削除しない限り、半永久的にインターネット上に残り続けてくれます。質の高いコンテンツを提供し、常に検索上位をキープできれば、長期的に、安定した集客効果を望めるでしょう。
ホームページの集客方法の選び方4選
ホームページの集客方法には様々なものが存在します。「どれか一つが絶対的に正しい」というわけではないので、状況に応じて、ベストな集客方法を選ぶことが大切です。
この章では、「ホームページの集客方法の選び方」について簡単に解説していきます。
具体的には、以下の4つです。
順に見ていきましょう。
ホームページの目的によって選ぶ
ホームページの種類が違えば、当然、目的や目標も異なるでしょう。
例えば、以下のようなイメージです。
ホームページの種類 |
目的 |
ブランドサイト |
自社あるいは自社商品の認知拡大 |
ECサイト |
商品の購入、申し込み、問い合わせなど |
コーポレートサイト |
認知拡大orコンバージョンの獲得 |
採用サイト |
求職者の志望度向上、応募者の増加 |
まずは、自社ホームページの目的を明確にして、その目的に合った集客方法を選んでいくことが大切です。
無料か有料で選ぶ
「無料か有料か」で選ぶパターンもあります。
豊富な予算を持ち合わせている場合は、もちろん有料施策に手を伸ばしてみることをおすすめします。複数の施策を試せるのであれば、様々な角度から集客力を強化していけるでしょう。
例えば、コンテンツ制作をアウトソーシングできますし、SEOコンサルを依頼することも可能でしょう。リスティング広告やディスプレイ広告を出稿すれば、スムーズに新規顧客を獲得できるかもしれません。
一方で、予算に余裕のない場合は、無理に有料施策に手を出す必要はありません。SEOやSNS運用など、無料で行える施策から始めてみてください。無料とは言え、上手く活用できれば、有料施策以上の集客効果をもたらしてくれる可能性があります。
即効性か継続的な効果を求めるかで選ぶ
即効性を求めるのか、継続的な効果を求めるのかで、選ぶべき集客方法も変わってきます。
詳しくは後述しますが、即効性を求めるのであれば、インターネット広告を活用するべきでしょう。プレスリリースやペイドメディアを活用する、という選択肢もあります。短期間で一気に集客力を高められますが、その効果は長続きしないので、運用には注意が必要です。
対して、継続的な効果を求めるのであれば、SEOに注力すべきでしょう。また、コツコツとSNS運用を続けていくのもおすすめです。短期的な効果は見込めませんが、成果が出始めれば、中長期的に集客効果を発揮してくれるはずです。
商品・サービスの相性で選ぶ
「自社商品・サービスとの相性」も非常に大切なポイントです。
例えば、若者向けの商品を扱っている場合は、SNSを活用して集客するのが効果的です。とりわけ10代~20代の利用率が高い「Instagram」や「TikTok」などを利用すると良いでしょう。
一方で、高額商品やBtoB商品などを扱っている場合は、SNSで集客するよりも、オウンドメディアを活用する方がおすすめです。コンテンツSEOに注力しながら、じっくりと顧客育成に取り組んでいくと良いでしょう。もともと関心度の高いユーザーに対してリスティング広告を打つ、という選択肢もあります。
相性の悪い集客方法を選んでしまうと、なかなか成果につながらず、費やした時間や費用が無駄になってしまいます。「とりあえず試してみたけれど全然結果が出そうにない」と感じるようであれば、早めに方向転換して、別の集客方法を検討してみてください。
即効性のある集客方法
この章では、「即効性のある集客方法」を紹介していきます。
具体的には、以下の3つです。
- 広告
- プレスリリース、ニュースリリース
- ペイドメディア
それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
広告
まずは、インターネット上に掲載するWeb広告です。
テキスト・画像・動画など、様々な形で広告を掲載することが可能です。配信するターゲットも細かく設定できるため、成果につながりやすいと言えるでしょう。
ただし、即効性が期待できる反面、コストもかかるので、長期的に続けていくのは簡単ではありません。広告の配信をストップしたら、集客効果もゼロになるので、十分に注意してください。
「どのタイミングでどのようなWeb広告を配信するのか」が非常に重要です。
代表的なWeb広告としては、以下の3つが挙げられます。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リマーケティング広告、リターゲティング広告
リスティング広告
リスティング広告とは、検索キーワードに連動して表示される広告のこと。検索結果画面の上部に表示されるため、ユーザーからのクリックを獲得しやすいという特徴があります。「検索エンジン連動型広告」とも呼ばれ、キーワードや料金、広告に掲載するテキストなどを自由に調整することが可能です。
代表的なリスティング広告としては、以下の3つが挙げられるでしょう。
通常、競合の強いビッグキーワードでは、自社のWebコンテンツを上位表示させるのは難しいです。
例えば、ダイエットサプリを販売している企業であれば、「ダイエット サプリ」「ダイエットサプリ おすすめ」「ダイエットサプリ 安い」といったキーワードで上位表示を狙いたいものです。しかし、いくらSEOに注力しても、このような激戦キーワードで上位表示を狙うのは簡単ではありません。
そこで活用したいのがリスティング広告です。リスティング広告を利用すれば、上位表示が難しい激戦キーワードであっても、検索結果画面の上部に自社コンテンツを表示させることができます。
さらに、リスティング広告は、そのキーワードで検索してくれたユーザーに対してのみ表示される広告です。そのため、「関心度の高いユーザー」「目的が明確なユーザー」にだけアプローチできるでしょう。ゆえに、「コンバージョンにつながりやすい」という大きなメリットがあります。
ただし、「激戦キーワードほど料金が高い」「ある程度のノウハウが必要」「潜在ユーザーにはアプローチできない」といったデメリットもあるので、十分に注意してください。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、一言で言うと、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示される広告のこと。「バナー広告」と呼ばれることも少なくありません。
ディスプレイ広告は、テキストだけでなく、画像や動画を使用することも可能です。文字では表現しきれないイメージや自社商品の魅力などを、適切にユーザーに伝えることができます。「視覚的な訴求を行いたい」という場合は、ぜひディスプレイ広告をご検討ください。
また、以下のようなメリットもあります。
・リスティング広告よりも幅広い層にアプローチできる
・対象となるユーザーを絞り込むこともできる
・広告単価が比較的安い
一方で、「バナー作成の手間がかかる」「コンバージョンにはつながりにくい」「広告費の消化ペースが速い」といったデメリットもありますので、頭に入れておきましょう。
リマーケティング広告、リターゲティング広告
リマーケティング広告とは、一度ホームページへアクセスしてくれたユーザーに対して、改めて広告を再配信するような集客施策です。媒体によっては「リターゲティング広告」という名称が使われていますが、その意味合いは、リマーケティング広告と完全に同じです。
自社のホームページへ訪れたことのあるユーザーは、そうでない一般的なユーザーと比較して、「自社に対する興味関心が高い」と推測できるでしょう。そのようなユーザーに絞ってターゲティングを行い、再アクセスを促すことで、効率の良いマーケティング活動を進められます。
また、リマーケティング広告(リターゲティング広告)には、以下のようなメリットもあります。
- コンバージョンしやすい
- CPA(成約1件あたりの広告費)を抑えやすい
- ザイオンス効果(単純接触効果)も期待できる
ただし、以下のようなデメリットもありますので、ご注意ください。
- 新規顧客の開拓ができない
- 緊急性の高い商材には向いていない
- ユーザーに不快感を与えてしまう可能性がある
プレスリリース、ニュースリリース
即効性のある集客方法として、プレスリリースも効果的です。
プレスリリースとは、一言で言えば、「広報用の公式文書」のこと。新聞社やテレビ局、雑誌やニュースサイトを扱っている各種報道機関に対して、自社の新商品や新サービスの情報、イベント開催の情報などを提供するための「公式文書」を意味します。
企業の最新情報(プレスリリース)を報道メディアに送り、その報道メディアが取り上げてくれれば(メディア内に掲載してくれれば)、瞬間的に大きな集客効果が生まれるでしょう。
「費用対効果が高い」「高い信頼性を得られる」といったメリットもあります。ただし、必ず取り上げてもらえるとは限らないので、十分に注意してください。
なお、従来は新聞社やテレビ局にプレスリリースを送るのが一般的でしたが、近年は、プレスリリース配信サービス(PR TIMES・@Press・共同通信PRワイヤーなど)を活用するケースが増えています。また、自社ホームページにプレスリリースを掲載し、ユーザーに対して直接情報を届けることも増えたため、「ニュースリリース」という名称も使われるようになりました。
ペイドメディア
「ペイドメディアを利用する」という選択肢もあります。
ペイドメディアとは、文字通り、「有料のメディア」のこと。企業が広告費用を支払って掲載してもらうメディアのことです。
代表的なペイドメディアとしては、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌といったマス媒体が挙げられるでしょう。不特定多数へのリーチが可能なので、認知拡大やブランドイメージの向上につながりやすいです。
また、食べログやぐるなび、ホットペッパービューティーなども、ペイドメディアの一種だと言えます。もちろんコストはかかりますが、それを上回るほどの大きな集客効果が見込めるので、実際に多くの飲食店や美容室は、これらのペイドメディアを活用しているわけです。
その他、ペイドメディアには、以下のようなメリットがあります。
- コンバージョン率が高い
- 即効性が高い
- 特別なノウハウが必要ない
なお、支払う広告料金については、メディアによってピンキリなので、しっかりと確認するようにしてください。
継続的な効果のある集客方法
続いて、この章では、「継続的な効果のある集客方法」を紹介していきます。
具体的には、以下の3つです。
- SEO(検索エンジン最適化)
- Google ビジネス プロフィール
- SNS運用
順に見ていきましょう。
SEO(検索エンジン最適化)
SEO(Search Engine Optimization)とは、「自社ホームページを検索結果の上位に表示させるための施策」のこと。日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
多くのユーザーは、検索結果の上位1~3記事程度しかクリックすることはありません。ゆえに、せっかくWebコンテンツを発信していても、検索結果の上位に表示されていなければ、その存在意義は極端に薄れてしまうでしょう。
そこで必要なのがSEOです。
SEOにも様々な種類があり、大きく以下の3つの分野に分けられます。
- コンテンツSEO(とにかく有益なコンテンツを積み重ねていく)
- 内部対策(内部リンク、サイトの高速化、SSL化など)
- 外部対策(被リンクの獲得、サイテーション、SNSとの連携など)
それぞれ専門的なノウハウが必要なので、自社にSEOスキルを備えた人材がいない場合は、SEOコンサル会社などに一度相談してみると良いでしょう。
残念ながら、SEOには即効性がなく、対策したからと言ってすぐに成果は出ません。しかし、地道に対策を続けていれば、徐々に検索順位も上がってきて、継続的にアクセスを集められるようになるでしょう。
中長期的な視点が必要ですが、ホームページを運営するのであれば、「SEOの知識」はぜひ身につけておいてください。
Google ビジネス プロフィール
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)とは、Googleの検索結果やGoogleマップに表示される「ローカルビジネス情報」を管理するためのサービスです。
実店舗を運営している場合や、地域密着型のサービスを提供している場合は、必ず登録するようにしましょう。
例えば、以下のような情報を登録できます。
- 店舗名
- 住所
- 電話番号
- 営業時間
- 外観、メニュー、料理などの写真
- 最新情報
- 公式ホームページのURL
Googleビジネスプロフィールに登録すれば、Googleマップに自社の情報が表示され、口コミも投稿されるようになります。
ただし、いきなり検索結果の上位に表示されるわけではありません。
例えば、Googleマップで「池袋 ラーメン」と検索してみてください。池袋駅のラーメン屋がズラリと表示されるでしょう。ここで注目したいのは、「表示されるリストの順番」です。おそらく、1位~10位くらいまでは、しっかりとスクロールされ、検索者の目に留まるでしょう。しかし、それ以降に掲載されているラーメン屋は、検索者に見つけてもらえないかもしれません。
そこで重要になってくるのが、「MEO(Map Engine Optimization)」です。
MEOとは、一言で言うと、「Googleマップにおける検索順位を上げるための施策」のこと。日本語では「マップエンジン最適化」と訳されます。
MEOは奥が深く、情報の質・更新頻度・口コミ評価など、様々な対策を施さなければなりません。実店舗を運営している場合には、ぜひMEOについても勉強しておくことをおすすめします。上位表示に成功すれば、圧倒的な集客効果が見込めます。上位6位までに表示されるように、写真やプロフィールを更新したり、良い評価の口コミを増やすよう声掛けするなど、ぜひこちらも定期的に運用していきましょう。
SNS運用
SNSアカウントを運用するのも効果的です。
例えば、代表的なSNSとしては、以下が挙げられます。
- Twitter
- Instagram
- Facebook
- YouTube
- LINE
- TikTok
元々は個人でのプライベート利用が主流だったSNSですが、近年は、企業がSNSをビジネスに活用しているケースが増えています。
- 無料でビジネスアカウントを作成できる
- 人的コストしかかからない
- 情報の拡散性が高く、認知拡大やブランディングに効果的である
- 集客効果も高い
- ユーザーと直接コミュニケーションを取れる
- 長期的に運用できる
SNS運用には、上記のような様々なメリットがあります。
一方で、「不適切な投稿で炎上する」「投稿や、SNSマーケティングの知識の最新情報収集のための時間が必要」「フォロワーを獲得して、良い関係が築けるまでアカウント育成に時間がかかる」といったデメリットもあるので、頭に入れておいてください。
その他の集客方法
ここまでに紹介しきれなかった「その他の集客方法」について、簡単に解説しておきます。
イベント・ウェビナー
展示会やイベントに出展する、という選択肢もあります。
来場者が見込めるイベントであれば、多くの潜在顧客にアプローチできるでしょう。パンフレットやQRコードを配布し、ホームページへと誘導するのも効果的です。
また、近年は、ウェビナーを実施する企業も増えています。
ウェビナーとは、「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた造語のこと。要はオンラインセミナーのことを意味します。
会場を確保する必要がなく、人的コストや時間コストもあまりかからないので、効率的な集客活動が可能でしょう。ユーザー側も、インターネット環境さえあれば、パソコンやスマートフォンを通して簡単に参加することができます。
弊社では、Zoom、Teams、でのイベントやYoutubeを使ったライブ配信のお手伝いも請け負っております。
ポスティング
ポスティングとは、広告チラシなどを各住宅のポストに投函していく集客方法のこと。
ポストに直接投函しておけば、一度チラシを手に取ってもらえる可能性は高いです。自社ホームページのURLやQRコードを記載しておき、アクセスを促しましょう。
ただし、ほとんどのチラシはそのままゴミ箱です。ターゲティングが適切でないチラシは、なおのことすぐに捨てられてしまいます。紙資源の無駄にもなり、環境負荷の高いマーケティング方法とも言えます。ゆえに、成果のあるチラシを作成するために改善を重ねるが必要があります。
また、ポスティングは、エリアを絞って宣伝するのに適しています。全国向けに宣伝していきたい場合は、別の集客方法を検討した方が良いでしょう。
交通広告
交通広告とは、簡単に言えば、電車やタクシーに掲載されている広告のこと。
例えば、山手線の液晶ディスプレイに流れる広告動画は、1週間で1,000万人以上にアプローチできる可能性があります。電車内ではスマホを手に持っている人も多く、気になる広告を見つければ、その場ですぐに検索してくれるかもしれません。
ただし、電車内に広告を掲載できるのは、厳格な審査を通過した企業のみです。誰でも簡単に広告を出せるわけではありませんので、注意してください。
また、最近ではタクシー広告(後部座席に設置されたモニターに流れる動画広告)を活用するのもおすすめです。「モニターとの距離が近い」「雑音が少ない」という特徴があり、動画に集中しやすい環境が整っているため、意外にも集客効果は高いです。
タクシーの乗客の過半数は、ビジネスパーソンだと言われています。ゆえに、ビジネスパーソンにアプローチしたい場合や、BtoB商材を扱っている場合は、ぜひタクシー広告を活用してみてください。
集客が失敗する原因とは?
この章では、「集客に失敗してしまう原因」について簡単に解説します。
- ホームページの目的・ターゲットが不明確
- ホームページが見づらい・使いづらい
- コンテンツが充実していない
- 効果検証ができていない
- 更新性が悪い
ぜひ頭に入れておきましょう。
ホームページの目的・ターゲットが不明確
まず、ホームページの目的やターゲットが曖昧になってしまっているケースです。
目的がはっきりしていないと、ホームページの方向性が定まりません。「ブランドイメージの向上を狙っている場合」と「商品を購入させたい場合」とでは、宣伝方法も異なってくるでしょう。
また、「40代のビジネスマンをターゲットとしている場合」と、「20代の女性をターゲットとしている場合」とでは、ホームページの運用コンセプトも大きく変わってくるはずです。
目的やターゲットを絞れていないと、「誰にも響かない内容」になってしまい、結果的に集客につながりません。
ホームページが見づらい・使いづらい
ホームページが見づらい場合も、注意が必要です。
例えば、以下のようなケースです。
- テキストばかりになっている
- 文字が小さい
- 十分な余白がない
- 色彩が読みずらい
- 知りたい内容がどこにあるか分からない
- CVへの誘導が弱い
- 十分な余白がない
視認性の悪いホームページ、操作性の悪いホームページは、ユーザーの離脱率が高くなり、十分な集客効果を得られません。必ずしもお洒落なホームページにする必要はありませんが、「最低限の見やすさ・使いやすさ」は意識してください。また最終的にCVしていただくための導線をしっかりつけることで、集客したユーザーを逃さないように、ホームページを構成することも重要です。→集客に効果的なホームぺージの構成と作成手順を分かりやすくご紹介!
コンテンツが充実していない
上述の通り、ホームページの見た目・操作性は、非常に重要なポイントです。しかし、見た目や操作性ばかりに力を入れて、肝心のコンテンツ内容が薄い状態のままだと、なかなか集客は上手くいかないでしょう。せっかく自社ホームページにアクセスしてくれたユーザーも、すぐに離脱して、別のWebサイトへ移ってしまうかもしれません。
SEOを強化する意味でも、コンテンツを充実させることは欠かせません。ユーザーのニーズをしっかりと満たし、満足度を高められるようなコンテンツを作ること。それを積み重ねることが、ホームページ集客を成功させる鍵だと言えるでしょう。さらに、良質なコンテンツを継続的に発信することで、集客したユーザーをファンへと育成していきましょう!
効果検証ができていない
「効果検証ができていない」というケースもあるでしょう。
皆さんは、日頃からアクセス解析を行っているでしょうか。
例えば、Googleアナリティクスという解析ツールを使えば、以下のような情報を取得できます。
- 各ページの閲覧数
- 各ページの滞在時間
- 各ページへの流入経路
- どの端末からアクセスされているか
- アクセスの多い時間帯など
新しい施策を試し、アクセス解析を行い、効果を検証する。そして改善点を探し、また新しい施策を実施する。この流れを繰り返すことで、ホームページの集客力は高まっていくのです。
更新頻度が低い
更新頻度が低いホームページも、ユーザーからは悪印象です。
ホームページを訪れる多くのユーザーは、常に最新の情報を求めています。にもかかわらず、情報が古いまま更新されていない状態だと、すぐに離脱する要因となってしまうでしょう。
SEOの観点から言っても、「ホームページの更新頻度」は非常に大切です。大変かもしれませんが、ぜひ、定期的にホームページの更新を行うようにしてみてください。同じ内容でも、より分かりやすく書き直したり、最新情報を追加したりすることで、Googleでの検索順位が改善され、集客につながります。
集客に強いホームページを作る人向けのポイント
この章では、「集客力の強いホームページを作るためのポイント」を紹介していきます。
具体的には、以下の4点です。
- 業種・業態・目的によって手法を選ぶ
- 競合を知る
- 集客に強いホームページか診断する
- 診断結果からホームページを改善・改修する
ぜひ参考にしてください。
業種・業態・目的によって手法を選ぶ
まず大切なのは、業種・業態・目的によって集客方法を選ぶこと。
集客活動において、絶対的な正解はありません。業種や業態が違えば、当然、最適な集客施策も異なります。目的や目標によって、取るべき手段も違ってくるでしょう。
例えば、ユーザーと直接コミュニケーションを図りたいような業種であれば、SNS運用に力を入れ、そこからホームページへアクセスを促すと良いでしょう。長期的に潜在ユーザーを育成し、高額商品を購入してもらいたいのであれば、コンテンツSEOに注力するのがおすすめです。
競合を知る
競合分析も欠かせません。
必ず、競合企業のホームページを徹底リサーチしてください。その上で、自社のホームページが負けている部分はどこか、反対に勝っている部分はどこか、しっかりと分析しておきましょう。
差別化ポイントを明確にすることで、オリジナリティの高いホームページが完成し、結果的に集客につながりやすくなるのです。
集客に強いホームページか診断する
集客力の強いホームページかどうか、実際に診断してみるのも重要です。
例えば、以下のようなツールを活用してみてください。
診断結果からホームページを改善・改修する
ホームページの集客力をチェックしたら、改善・改修を積み重ねていきましょう。
自社ホームページの良い部分はそのまま伸ばしていき、悪い部分については、しっかりと修正してください。
たった1回のトライで、全てが改善することはあり得ません。「診断→改善→診断→改善」を何度も何度も繰り返すことが大切です。
検索(SEO対策)に強いホームページとは
検索に強いホームページ、つまりはSEO評価の高いホームページとは、どのようなホームページなのでしょうか。
最後に、「SEO対策のポイント」について簡単に触れておきます。
SEO対策のポイント
上述しましたが、SEOは、大きく以下の3つの分野に分けられます。
それぞれのポイントをまとめましたので、ぜひ頭に入れておいてください。
コンテンツSEOのポイント
- 対策キーワードの選定
- 競合分析
- ユーザーニーズを満たすコンテンツ
- コンテンツの量
- コンテンツの独自性
- E-A-T
内部対策のポイント
- 内部リンクの最適化
- ホームページの高速化
- SSL化
- 最適なメタタグの使用
- パンくずリスト
- モバイル対応
外部対策のポイント
集客の実効果を確認する
SEO対策を実施したら、その都度、効果測定をするようにしてください。
慣れるまでは大変かもしれませんが、アクセス解析や効果測定を日常的に行い、PDCAサイクルを回していくことが大切です。
まだ解析ツールなどを導入していない場合は、とりあえず、「Google Search Console」と「Google アナリティクス」に登録してみることをおすすめします。
弊社ではその他に、「GRC」「SEARCH WRITE」「ミエルカ」などの解析ツールを使っております。
集客に強いデザインとは
実は、ホームページのデザインは、ブランディングには影響しますが、集客力においてはそこまで大きな影響は及ぼしません。
もちろん、あまりにも見た目が酷く、視認性や操作性も悪ければ、集客力は落ちるでしょう。しかし、「カッコよさ」「可愛さ」「お洒落さ」を追求する必要はありません。シンプルなデザインであっても、十分に集客力は高めることが出来ます。
そのため、デザインにこだわるよりも、良質なコンテンツ作成(文章や動画)に注力するほうが、集客においては有益だと言えるでしょう。
まとめ
「集客に強いホームページを作るうえで知っておきたいこと」を徹底解説しました。
ぜひ当記事を参考にしながら、様々な集客施策を試してみてください。皆さんのホームページ運営が成功することを心から願っております。